お腹の皮下脂肪、触ると固い。自分のお腹は「何」脂肪なのか?

この記事は「自分のお腹は皮下脂肪なの?内臓脂肪なの?」「自分がつまんでいるこのお腹は固いけど「何」脂肪なの?」という方向けに書きました。大切な自分の体、「今の自分はどのような体なのか」を知ることは必要です。早速「自分のお腹」を確認していきましょう。

お腹の脂肪は大きくこの2つ

お腹の脂肪と言っても「1つ」ではありません。まずは、その「お腹の脂肪」の中身を確認しましょう。

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「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2つがある

お腹の脂肪は「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の2つが存在します。この2つは「存在する場所」も「脂肪としての働き」も違います。ですので、役割が違うため「片方だけしか付いていない」ということはありません。

まずは自分のお腹にはこの2つ、「皮下脂肪」と「内臓脂肪」があることを確認してください。

また、「お腹の脂肪」が「どれだけ健康に関わるか」ということを厚生労働省もしっかりと伝えています。

www.e-healthnet.mhlw.go.jp

 

「皮下脂肪」「内臓脂肪」の役割

続いて、この「皮下脂肪」と「内臓脂肪」の役割を解説していきます。

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「皮下脂肪」の役割

「皮下脂肪」は漢字の通り、「皮膚の下に付いている脂肪」です。この皮下脂肪の働きとしては以下のようなことが挙げられます。

「内臓や筋肉の保護」

「体温調整」

「エネルギーが枯渇した際の材料」

です。

よくダイエットで皮下脂肪は「燃焼されにくい脂肪」などと言いますが、その理由は「これら3つの役割」が体にとって重要なことだからです。ですので、すぐに皮下脂肪が燃焼されてしまうと「健康」に害が及びます。

そしてこの皮下脂肪は全身に付いている脂肪です。ですので、頭のてっぺんから足の先まで存在します。

「皮下脂肪」が付きやすい人

この「皮下脂肪」は、生理周期中の女性に付きやすい脂肪です。理由は「生理周期中」は「体温調整が重要」になり、この「皮下脂肪」がその役割を果たすためです。

また、「筋肉の大きさに比例」して付く脂肪でもありますので、「下腹部」「臀部」「太もも」などが「大きな筋肉」になるためたくさんの脂肪が付いてしまいます。そして、この「下腹部」「臀部」「太もも」は生理周期中にも大切な場所です。

「内臓脂肪」の役割

続いて「内臓脂肪」です。この内臓脂肪も名前の通り「内臓に付いている脂肪」になります。ですので、足や肩首などには存在しません。

そして、この内臓脂肪の役割は次のようになります。

「内臓同士の位置の安定」

「すぐのエネルギー転換」

です。

この内臓脂肪は「溜まりやすく、消費されやすい脂肪」となっています。それは、内臓脂肪が「直ぐのエネルギー」になるためです。

私たちは健康を維持するためにはエネルギーを摂取し、消費します。ですので、絶えず私たちは「エネルギーが必要」です。しかし、私たちは必ずしも「一日3食」の食事が摂れるわけではありません。「仕事・勉強が忙しい」「体調不良で食べれない」など。

このような場合に備えて蓄積しておく脂肪が「内臓脂肪」です。

内臓脂肪が付きやすい人

そして「内臓脂肪」が付きやすい人は「男性」と「閉経後の女性」です。その理由は先ほどの「直ぐのエネルギー」を溜めておく必要があるからです。

先ほども言いましたように、生きていく上で「直ぐのエネルギーは必要」であるため、「男性」・「閉経後の女性」は「生理周期中の女性」よりも「体温調整」の優先順位が低くなっています。

そのため、「皮下脂肪」よりも「内臓脂肪」が優先的に付くようになっています。

そして、内臓脂肪は「生活習慣病」を引き起こす脂肪です。

内臓脂肪自体は健康を維持するために必要な組織ですが、蓄積しすぎると「内臓の圧迫」や「血流の悪化」などを招く恐れがあります。

ですので、この「内臓脂肪を消費する生活スタイル」を身に付けることが重要です。

生活スタイルの見直しを検討されていたら、まずは「睡眠」から見直してください。「健康」を保つための基礎です!

hrhs629.hatenablog.com

 

自分のお腹を触ってみましょう

皮下脂肪と内臓脂肪の役割を分かって頂けましたでしょうか。では、実際に自分のお腹を触ってみて確認してみましょう。2つの見極め方を書きます。

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お腹をつまんでみると「柔らかさを感じる」か?「突っ張りを感じる」のか?

『突っ張りを感じる』方は「皮下脂肪」です。

『柔らかさを感じる』方は「内臓脂肪」になります。

皮下脂肪は「皮膚のすぐ下」に付いている脂肪です。ですので、皮下脂肪は直接触ることができるため「簡単につまむ」ことができ、「柔らかさ」を感じます。

そして内臓脂肪は「内臓に付いている脂肪」です。そのため、直接触ることができません。ですので、内臓脂肪が付着してくると「風船が膨らんだようなお腹の張り」を感じます。

もし「つまめるけど、少々突っ張りも感じる」という方は「皮下脂肪」も「内臓脂肪」も両方付いている可能性があるでしょう。 

お腹を触ると、体温を「感じる」か?「感じない」か?

お腹を触ると体温を『感じない方』は「皮下脂肪」です。

お腹を触ると体温を『感じる方』は「内臓脂肪」になります。

皮下脂肪は皮膚のすぐ下にある脂肪であるため筋肉や内臓に比べ「血液がたくさん通っていません」。むしろ「血管も含め、筋肉や内臓を保護」しますので、たくさんの血液が通らないようになっています。

そのため皮下脂肪では、体温を感じることができません。

また、「内臓脂肪」は「内臓に直接付いている脂肪」であるため、お腹が膨らむようになるだけで、私たちが体温を感じることに対しては影響ありません。

ですので、内臓脂肪が多い方のお腹は「体温を感じる」ことができ、「温かい」です。

 

最後に「今日の目的」をおさらい

では、題名である「お腹の皮下脂肪、触ると固い。自分のお腹は何脂肪なの?」を改めて書きます。振り返ってくださいね。

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お腹の皮下脂肪を触ると「固さ」を感じる。

これは皮下脂肪を触っているつもりでしたが、固さやハリを作っているのは「内臓脂肪」であるため、皮下脂肪を含め「内臓脂肪が中心のお腹」ということでした。

また、自分のお腹は「突っ張りを感じるか、柔らかさを感じるのか」また、「お腹の体温を感じやすいか・感じにくいのか」の目安で、自分のお腹は「内臓脂肪」なのか「皮下脂肪」なのかが見分け付きます。

ぜひ、皆さんの健康のため、「自分のお腹」を確認してくださいね。

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